雛人形の保存方法と処分方法について

生活
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「雛人形ってどうやって保存すればいいの?」
「不要になった雛人形の処分に悩んでいる」
「雛人形のしまい方が分からない」

雛人形は飾っている時には、見栄えが良くて奇麗ですがずっと飾っておくと結婚に行き遅れるという迷信があるぐらいで、しまっておく期間の方が圧倒的に長いです。
そんな雛人形ですが、きちんと保管しないと和紙や紙で作られているため、湿気でカビがはえたり劣化して見栄えが悪くなります。
そこで以下にオフシーズンのしまい方や保存方法を紹介します。

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雛人形の保存方法

直射日光に当たらない場所に保管する

ほとんどの地域では大丈夫ですが、雛人形の内側は木材で出来ているので、夏の暑さや冬の寒さで歪んでしまったり顔が割れてしまう事があります。
そういった地域では、直射日光に当たらない場所で、適度な湿気があり風通しも良い涼しい場所に保管しておく事が適してます。
間違っても邪魔だからといって、マンションのベランダの夏場に日光に当たる場所や、冬場に結露で湿気がある窓の側には置かない方が安全です、最悪の場合は飾ろうと思って箱から出したら、カビが生えていたり人形の顔が砕け散っている事があります。

ウォークインクローゼットにしまっておく場合

それならウォークインクローゼットの奥なら大丈夫だと考えてしまう人もいますが、今度は風通しが悪いので湿気や直射日光から守られても、紙が好きなシミムシやダニなどが発生して和紙の服や顔に穴を開けられてしまいます。
その対策のためにウォークインクローゼットにしまっておく場合には、定期的に人形を出して風通しを良くしてやったり、人形用の防虫剤がドラッグストアやホームセンターなどで売られているので使った方が安全です。

レンタルスペースを利用する際の注意点

だけどそんな手間も掛けるのも面倒だし、防虫剤を入れるのも何だか体に悪そうで嫌だと考える人にはおすすめな方法があります。
その方法はレンタルスペースで、ある特定のシーズンにしか使わなくて邪魔なものや、引っ越しの荷物を預けて置く時に便利な預かりサービスです。
だけど気を付けなければならないのは、どんなレンタルスペースでもいいと言う訳では無いです。
レンタルスペースの中には、コンテナの中に単に置いておくだけのサービスもあります。
外のコンテナで預かるサービスの場合は、夏場は炎天下で放置されるためすごく過酷な暑さにさらされます。
そして人形を折角預けても、劣悪な環境なのでカビがはえたり人形の頭が砕け散ってしまう可能性があります。
だから人形を預けるのならば、温度や湿度の管理がしっかりした施設に預けるべきです。
そういったレンタルスペースでは、ホームページ上で人形を預かる時に、防虫剤もサービスで入れてくれたりします。

雛人形の処分の仕方

毎年飾ってきた雛人形だけど、流石に娘さんが20歳を過ぎた頃にはほとんどの場合は飾らなくなるはずです。
そうすると数が沢山ある豪華なものほど人形の数や提灯や鼓などのアイテムが多い分、保管場所が広く必要になり邪魔だから処分を考えます。
だけど永年飾ってきた人形なので、人によっては愛着が沸いたり、処分の仕方を間違えたら祟りではないけど人形に呪われるんじゃないかと処分を躊躇う人もいるかもしれません。
そこで雛人形の処分の仕方を、考えうるものを上げて説明します。

一般の可燃ゴミや有料の粗大ごみとして捨てる

ほとんどの人がやっている処分方法は、その自治体の処分方法にそって、一般の可燃ゴミや有料の粗大ごみとして捨てる方法です。
紙と木材で出来ているので、小さい物ならば燃えるゴミの袋に入れれば持って行って焼いてもらえます。
立派な箱に入っている人形の場合は、粗大ごみをネットで検索すると人形と書かれている場合があるので、その料金を払って処分します。

近くの神社やお寺さんに相談して人形供養してもらう

永年飾って来ると愛着も沸くし、ホラー映画でも人形を可燃ゴミで処分したらなんだか呪われそうで怖いと言う人は、近くの神社やお寺さんに相談して人形供養してもらう方法があります。
そういった施設にお布施を納めると、人形に祈りやお経をして供養した後に、焼却炉で燃やして貰えます。
近所に人形供養を行っている施設が無い場合には、ネットで検索すれば配送すればやってくれる所が簡単に見つかるので、そこに入金して送れば処分して貰えます。

ネットオークションに出品したり専門店で買い取ってもらう

でも愛着のある人形だったり、かなり高額で立派な物だった場合には、燃やして処分するのは勿体ないと考える人もいるはずです。
そういう人におすすめな方法は、ネットオークションに出品したり専門店で買い取ってもらう事です。
だけど売る場合には、かなり保管状態が良くて奇麗な状態の物しか売れないです。
何でも買い取ってくれるリサイクルショップでも、かなり低料金になりますが買い取って貰えます。

児童養護施設などの様々な施設や海外の貧困国に寄付する

それ以外の処分方法で、児童養護施設などの様々な施設や海外の貧困国に寄付する方法もあります。
買取やネットオークションのようにお金は儲かりませんが、大切に使ってくれるなら焼却処分されるよりも気分がいい処分方法です。

まとめ

他には古くなった雛人形の服の部分を材料にして、別のアクセサリーに作り替えたり、ヒビの入って使えなくなった顔を修理して再度新しい人形をに修理するサービスもあります。
場所を取らないように作り変えてもらえば、愛着のある人形を一生手元に置いて置けます。

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